ALICE / PERSONAL JUKE BOX : WEA (8573 820062) 2000
正直言ってあまり期待せずに聴いてみましたが、予想以上に良く出来ていました。 驚いたのが、なんとパット・メセニーの書いた『コードネームはファルコン』のサントラ曲で、85年にデヴィッド・ボウイが歌って全米32位まで上がるヒットとなった「THIS IS NOT AMERICA」をカヴァーしていることで、わりとオリジナルに忠実に再現しているところが笑えました。 その他に、81年のサンレモ音楽祭優勝曲「エリーザのために(PER ELISA)」のダンサブルなリアレンジや、アリーチェとも付き合いが深いブルーヴァーティゴの演奏による「CHANSON EGOCENTRIQUE」などは必聴でしょう。 さらに、昔からアリーチェの音楽に親しんで来た人は「NOMADI」や「I TRENI DI TOZEUR」で泣いて頂きましょう。
ALICE / EXIT : WEA (WPCR-10082) 1998
アリーチェにとってのアンビエントな世界を作り出していた張本人であるメッシーナとエンジニアのピーノ・ピスケトーラは97年にデヴォーグエ アリーチェの活動歴もいつの間にか長くなってしまいましたが、これから聴き始める方にも安心して薦められる一枚だと思います。 彼女の詳細なバイオグラフィーは国内盤ライナー・ノーツをご覧下さいませ。
CARLA BISSI & FIORELLA / I PRIMI PASSI : ON SALE MUSIC (52 OSM 035) 1998 デビュー曲「IL MIO CUORE SE NE VA」は72年のサンレモ音楽祭に出場し入賞を果たした曲で、少し物憂げな雰囲気を持っていますが、さびで一気に盛り上がるところはバリョーニ 一方のフィオレッラは69年の曲ばかりなので若干の古さを感じさせますが、いかにも60年代のイタリアン・ポップスと言えるさわやかさが、後に見せるしっとりとした大人の女性的なフィオレッラと違って中々楽しめます。 どちらのファンだとしても必携の1枚でしょう。どうやら限定盤のようです。
ALICE / ALICE CANTA BATTIATO : EMI (7243 8 57408 2) 1997
アリーチェの最新ベスト盤が到着しました。 今年(2000年)のサンレモ音楽祭出場曲「IL GIORNO DELL'INDIPENDENZA」を含む新曲3曲と、7曲のニュー・ヴァージョン、1曲のリミックスを含んだ全16曲入りです。
アリーチェの14枚目のオリジナル・アルバムです。ご存知の通り最近の彼女はプロデューサーのフランチェスコ・メッシーナの影響もありアンビエント・ミュージックの旗手として君臨していましたが、前作『CHARADE』からWEAレーベルに移籍して音楽的にもEMI時代のサウンドからの脱皮をはかっており、本作になってようやく現実的な世界へと戻って来たようです。
すごい音源がCD化されました。 アリーチェの本名であるカルラ・ビッシ名義で発売された3枚のシングル曲と、フィオレッラ・マンノイアのデビュー曲を含むシングル3枚分の音源が収録されています。 特にカルラ・ビッシのシングルは非常に高価なもので、1枚二万円は下らない値段が付けられているようですが、こうして良い音で聴けるとは思いもよりませんでした。
アリーチェは日本でも熱烈ファンの多いことで知られるカンタウトリーチェ(女性自作自演歌手)です。 53年生まれで本名はカルラ・ビッシといい、75年にアリーチェ・ヴィスコンティの名でデビュー、その後アリーチェと改名しEMIに移籍してからは次々とヒット作を世に送り込んで来ています。 彼女の魅力はなんと言っても低くしぶいアルト・ヴォイスでしょう。 その魅力をいち早く見出し彼女をプロデュースした フランコ・バッティアート の作品をアリーチェは数多く歌って来ていますが、そのバッティアートの作品ばかりで構成されたちょっと変わったベスト盤が本作です。 バッティアートのトリビュート盤は数多く存在していますが、とりわけアリーチェにとってみれば代表曲のほとんどがバッティアートの作品なので、アリーチェを知るには格好の一枚と言えそうです。