FABRIZIO DE ANDRE' / DA GENOVA : RICORDI (74321 728992) 1999
収録されたのは全14曲で、新旧取り混ぜて縦横無尽に彼の音楽世界を行き来することが出来ます。 特に70年のサード・アルバムや71年の『NON AL DENARO, NON ALL'AMORE NE AL CIELO』あたりの曲は、ディープなファン以外の人はあまり聴く機会がないでしょうから、ぜひこの機会に触れてみて欲しいと思います。 今回の選曲は、特に“おとなしい弾き語りの曲”が多いようです。 本作を聴いていて感じたのは、亡くなった人の曲を謹んで聴くというよりも、普段聞き流していた曲にあらためて向き合うことによって、1曲1曲の響きの素晴らしさを再確認出来たということです。 彼の音楽をより深く理解するためにも、対訳を付けた日本盤の発売が必要だと感じはじめました。 ベスト盤として聴くよりも、彼のルーツを探る意味で面白い企画盤だと言えるでしょう。
DE ANDRE' / IN CONCERTO : RICORDI (74321 656992) 1999
選曲は名曲「地中海への道程」に始まり、当時の最新作『ANIME SALVE』から「PRINCESA」「KHORAKHANE」「DOLCENERA」の3連発、そしてPFM メンバーは息子のクリスティアーノ・デ・アンドレを筆頭に、旧友のマーク・ハリス、『ANIME SALVE』のレコーディング・メンバーに、娘のルーヴィ・デ・アンドレが大活躍のコーラスを聴かせてくれます。 名盤『ANIME SALVE』では家族全員が参加するなどようやくデ・アンドレ・ファミリーの結束が固くなったなと思いましたが、その結束が目に見えるようなライヴの温かい雰囲気は本作で十分に味わうことが出来、突然の他界が本当に残念でなりません。 せっかくですから名曲「BOCCA DI ROSA」の最後の熱唱が聴きたかったと思うのは、私だけではないでしょう。 同時にビデオも発売されていますので、「VIDEO REVIEWS」
DE ANDRE' / MI INNAMORAVO DI TUTTO : RICORDI (7432 153304 2) 1997
誰でも知っている名曲「BOCCA DI ROSA」から97年の新録曲に至るまでほぼまんべんなく選曲されているので、入門編としても十分に楽しめます。 特筆すべきは最近乗りに乗っているミーナ
FABRIZIO DE ANDRE' / ANIME SALVE : RICORDI (TCDMRL 392352) 1996
このアルバムは全曲イヴァーノ・フォッサーティ イタリアン・ポップスのルーツを探る為にも是非一度聴いてみて下さい。
FABRIZIO DE ANDRE' / 1991 CONCERTI : RICORDI (ACDMRL 26478) 1991
84年の超名作『地中海への道程』と90年の『雲』からの曲を中心に収録されており、まるで地中海を旅しているような気分にさせられます。 メンバーには上記2作になくてはならない存在だったマウロ・パガーニ とにかく、この人の歌のうまさとイタリア然とした田舎臭さが、好きな人には耐えられない魅力的なアルバムでしょう。
ファブリツィオ・デ・アンドレの最新コンピレーション盤です。 彼が他界してから、ライヴ盤『IN CONCERTO』と本作が発表されて来ていますが、今後も様々な形でこの希代のカンタウトーレの作品が続々と発売されて行くことでしょう。 選曲やリマスターに関しても、ファブリツィオが生前から進めていた、彼のヌヴォーレ・レーベルのスタッフたちの手によるものなので、安心して聴くことが出来ます。
残念ながら1999年1月にこの世を去ってしまったファブリツィオ・デ・アンドレの追悼ライヴ盤が発売されました。 彼の生前の活動歴については「Arrivederci! FABRIZIO DE ANDRE'」をご覧頂くとして、全13枚のオリジナル・アルバムに対してライヴ・アルバムが2種だけとは物足りなさを感じていましたが、「やはり」と言うか「待望」の最新ライヴ・パフォーマンスが聴けます。
ファブリツィオ・デ・アンドレのベスト・アルバムです。 この人の場合、非常に沢山のコンピレーション盤を見かけるのでいつもベスト盤を出しているような錯覚を受けますが、特に80年代以降の音源を含めたものは無かったように思います。 そういう意味では初めてのベリー・ベストと言えるでしょう。 彼のその長い歌手生活から考えると当然四枚組のボックス・セットが出てもおかしくない筈なのに、たった50分程の選曲では物足りないと思うのは私だけではないでしょう。
イタリアではシンガー・ソングライターのことをカンタウトーレと呼びますが、その元祖・師匠とも呼ぶべき人がこのファブリツィオ・デ・アンドレです。 1940年生まれですからもう少しで還暦という年齢ですが、58年のデビュー以来常に一貫した音楽感で独特の世界を築いています。 とりわけ80年代以降は、地中海音楽に根ざした民族音楽調の素晴らしいクオリティのアルバムを発表し、健在ぶりを見せています。
ファブリツィオ・デ・アンドレの91年のライヴ・アルバムです。 彼はあまりライヴ活動をしないことで有名ですが、79年にPFMに担ぎ出されておこなったライヴの2枚組アルバム以来のライヴ・アルバムで、こちらも素晴らしい出来なので紹介します。 なんと言っても80年代のデ・アンドレの総決算という意味で重要な作品でしょう。