FONITCETRA (CDL 323) 1992
1942年カッターニャ生まれのウンベルト・バルサモは地道にひたむきな愛を歌うカンタウトーレとして多くのイタリア音楽ファンに親しまれて来ました。作家としてはすでに60年代から活動していましたが、自らも歌うようになったのは70年代に入ってからです。74年にファースト・アルバム発表後、『ナタリー』『蒼い天使』『愛を置き去りにして』など着実に名作を発表して来ましたが、82年以降はシングルのみのリリースしかありませんでした。90年代に入って突然復帰しアルバム『RESPIRANDO LA NOTTE LUNA』を発表し、このアルバムが二枚目になります。前作ではサンバのリズムを大幅に取り入れたもので、昔からのファン以外には少しきついものでしたが、こちらは再びバルサモならではのヴォーカル・アルバムになっています。これといった大ヒットがあるアーティストではありませんが、スルメのように長く愛せる歌手だと言えます。
UN PUGNO NELLA NOTTE / UMBERTO BALSAMO