JURI CAMISASCA



JURI CAMISASCA / ARCANO ENIGMA : MERCURY (546 082-2) 1999

WAIT!!  1951年メレニャーノ生まれのロベルト・ユリ・カミサスカは、兵役時代にフランコ・バッティアートを聴いて初めて音楽に心を動かされます。バッティアートの音楽から生きるための多大なる勇気を得て、それを歌にしたのが74年のデビュー・アルバム『LA FINESTRA DENTRO』となりました。以降、常にバッティアートと行動を共にしながら、独特の作風で様々なアーティストに曲を提供して来ています。74年にはローマのヴィラ・パンフィリ・ポップ・フェスティヴァルに出場、75年にはミラノのリリコ劇場に出演し好評を博しました。75年には「LA MUSICA MUORE」と「HIMALAYA」の2枚のシングル盤を発表、76年にはバッティアートと共に組んだ覆面バンドのテライオ・マグネティコで短いツアーも行なっています。78年に「男性の意識革命」というコンクールに出場した後は、表立った活動をせずにバッティアート絡みのレコーディングに専念するようになりました。彼の書いた曲はバッティアート、アリーチェデヴォーグエなどで聴くことが出来ますが、有名なのは何と言ってもアリーチェもカヴァーしたバッティアートの「NOMADI」でしょう。 カミサスカは88年に『TE DEUM』、91年に『IL CARMELO DI ECHT』と、人知れずアルバムを出して来ましたが、8年ぶりの本作では今までとは違って明らかにポップスへのアプローチを感じることが出来ます。声も歌い方もバッティアートそっくりで、メロディーの節回しもまんまバッティアートという感じですので、バッティアート信者の方には何のためらいもなく薦めることが出来ます。演奏は、最近特にバッティアート一派入りしたと思わせるブルーヴァーティゴの面々が全面的に参加、デヴォーグエのメンバーでもあるエンジニアのピーノ・ピスケトーラも元気に活躍しており、バッティアートのアレンジ・プロデュースと相まって無機質な中にも暖かみのある典型的バッティアート・サウンドとなっています。バッティアートの新譜と同時進行で制作されたはずなので、聴き比べも面白いでしょう。(バッティアートづくし)


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