C.S.I / TABULA RASA ELETTRIFICATA : BLACK OUT (536 200-2) 1997
C.S.Iことコンソルツィオ・スオナトーリ・インディペンデンティは、CCCPというオルタナ系バンドが母体となっています。1982年にレッジョ・エミリアにおいて結成されたCCCPは、84年にシングル「ORTODOSSIA」でデビュー、87年以降はヴァージン・レーベルと契約し合計5枚のアルバムを残しており、「哲学的パンク」とか「エミリア民謡音楽」などの言葉で表現されていました。ツアーを共にしたロック・バンドのリトゥフィバのメンバーや、ボー・ジェストのメンバーが参加した90年の『EPICA ETICA ETNICA PATHOS』あたりから音楽の指向性がよりイタリア国内に向けたものとなり、92年9月のパフォーマンスを収録した『MACISTE CONTRO TUTTI』からはC.S.Iと改名しています。メンバーはジョヴァンニ・リンドー・フェッレッティ(Vo)とマッシモ・ザンボーニ(G)の純CCCPメンバーを中心に、ジャンニ・マロッコーロ(B)、フランチェスコ・マニェッリ(Key)、ジョルジョ・カナーリ(G)のリトゥフィバ、ボー・ジェスト関係者を足した5人に、女性ヴォーカルのジネーヴラ・ディ・マルコとジジ・カヴァッリ・コッキ(Dr)の7人編成となっており、現在までに6枚のアルバムを発表していますが、本作は5枚目でスタジオ盤としては一応最新作になります。サウンド的にはハード・オルタナティヴ・ロックと形容出来るような非常にアグレッシヴなもので、レッチリのパワーと現クリムゾンの技巧性がマッチしたような見事な構築美が聴きとれます。ヴォーカルの声質を含めたバンドのテクニックは、デウス・エクス・マキーナと並んで現在のイタリアでのトップ・クラスだと断言出来るでしょう。曲によってはフランスのマグマをほうふつとさせるところもあり、個人的には最近のめり込んでいます。曲がいちいち長いのもマルで、プログレ好きにもお薦めです。