DRUPI / BELLA E STREGA : PROXIMA CENTAURI (TAP 011) 1997
ドゥルピことジャンピエロ・アネッリは1947年生れのカンタウトーレです。前作は「VOGLIO UNA DONNA」という新録のベスト盤で、96年に「GREATEST HITS」と名前を変えて出し直されましたが、内容はほぼ同じものです。その前作ではカリフォルニアに飛び録音されていましたが、その時キーボードとして参加していた売れっ子ミュージシャン、ラリー・ダンをプロデューサーに迎えてL.A.で本作は作られています。テイストは確かにアメリカナイズされた軽いサウンドになっていますが、ドゥルピの歌は決してオケに流されない独特のねばりを持っていますので、安心して聴くことが出来ます。90年代に入ってからの彼の音楽は、いわゆるカンタウトーレから少しずつスピリチュアルな方向へ向いて来ており、それが前作でのゴスペル・コーラス隊の起用に顕著に表れていたように思われます。今回のアプローチもまさにそれを踏襲した力作と言えるでしょう。