IL GIARDINO DEI SEMPLICI




IL GIARDINO DEI SEMPLICI / SETTELUNE : PDG (NR 20792) 1997

NOW LOADING!!  「RE-BIRTH COLLECTION」で日本盤も発売されているナポリ出身のバンド、ジャルディーノ・デイ・センプリチの実に9枚目の新作になります。75年のデビュー以来、順調に6枚のアルバムを出して来た彼等ですが、84年の『ED E SUBITO NAPOLI』以降は再録(セルフ・カヴァー)のアルバムを出したりしていました。89年に『ZINGARI』をヴェデッテ・レーベルから、93年にはワーナーから『8, 48 & 27』とオリジナル・アルバムを出しましたが、どれも地味ながら往年のジャルディーノ・サウンドを聴かせてくれました。本作は3曲の新曲と9曲の再録曲から構成されており、バンドの代表曲をほとんどカヴァーしていることからベスト盤として楽しむことが出来ます。ラヴ・ロックの最高峰と称されている彼等ですが、その中でも極めつけと言われるファースト・アルバム『閑かな庭園』から「M'INNAMORAI」「UNA STORIA」「TU CA NUN CHIAGNE」と3曲も選曲されており、根強い人気を垣間見ることが出来ます。叉、セカンド『ジャルディーノのお伽噺』からは「MIELE」「VAI」の2曲、シングル曲の「CONCERTO IN LA MINOR」、サード『B/N』から「TU,TU,TU」、フォース『... E AMIAMOCI』から「CARNEVALE DA BUTTARE」、『8, 48 & 27』から「ACCUSSI」とヴァラエティにとんだ選曲が嬉しいのですが、もう1曲「ANGELA」を入れていれば完璧だったでしょう。初期のプロデューサー、トト・サヴィオとジャンカルロ・ビガッツィの思惑にはまり、ナポリターナ・バンドのように扱われて来た彼等ですが、そのエッセンスを残しながらもしっかりと今のイタリアン・ポップスを聴かせてくれるので、とても頼もしく思います。


ITALIAN ARTIST CHRONICLE