GRUPPO 2001 / L'ALBA DI DOMANI : NEXUS (KICP 2835) 1972
グルッポ2001はジャケットで見る限り素朴なフォーク調のイメージがありますが、どうして中々メロトロンもばっちり入ってしっかりプログレッシヴな音を出しています。のっけから畳み掛けるようなピアノやフルートの展開がニュー・トロルスの「アトミック・システム」を彷彿とさせてくれますが、曲の構成力もヴォーカルも良質のものです。このバンドの元となっているのは71年にアルバム「SA VITA IDA EST」を出した5人の兄弟からなるイ・サリスというサルデーニャ島出身のバンドで、バンド解散後メンバーはそれぞれソロ活動に入ったりジャズ・ロック・バンドを結成したり各々好きな方向へ進みましたが、その中でキーボードのピエトロ・サリスは最もロック色の濃いグルッポ2001を結成した訳です。始めはこのCDにボーナス・トラックとして入っている「メッセージ」という曲のようなポップスを演奏していましたが、本アルバムに限りおそらく持てるアイデアの全てを出して制作したであろう熱意がビシビシと伝わって来ます。バンドは75年まで活動を続けましたが、解散後のメンバーの行方は分かっていません。