FRANCESCO GUCCINI / PARNASSIUS GUCCINII : EMI (8 28700 2) 1993
1939年12月3日パヴァーナ生まれのフランチェスコ・グッチーニは、60年代のアメリカン・フォーク・ミュージックに影響を受けた歌手ですが、とりわけボブ・ディランからの影響が強いようです。62年頃からボローニャで音楽活動を開始しますが、彼のハリケーンズというバンドのメンバーがエキペ84を結成した経緯から、エキペ84のリーダーのマウリツィオ・ヴァンデッリとの交友が始まります。67年にアルバム『FOLK BEAT N.1』でデビュー、現在までに18枚ものアルバムを発表しているベテラン・カンタウトーレです。本作は16枚目のオリジナル・アルバムになりますが、音楽ディレクターをヴィンチェ・テンペラが行なっており、とても聴きやすい作品に仕上がっています。参加メンバーもテンペラ(Key)を始め、アンジェロ・ブランドゥアルディでも叩いているエッラード・バンディーニ(Drum)、元アレアのアレス・タヴォラッツィ(Bass)、ゴブリンのアゴスティーノの兄であるアントーニオ・マランゴーロ(Sax)、元PFMのルーチョ・ファッブリ(Violin)など、著名人ばかりで固めています。ひたむきなフォーク・スタイルは変わりありませんが、クラウディオ・ロッリやフランチェスコ・デ・グレゴーリと比べても、カントリー・ミュージックに近いテイストでよりアメリカナイズされたサウンドを聴くことが出来ます。