HUNKA MUNKA



HUNKA MUNKA / DEDICATO A GIOVANNA G. : KING (K32Y-2144) 1972

NOW LOADING!!  フンカ・ムンカことロベルト・カルロットの出生について書かれた文献に、遂に出会えることが出来ませんでした。しかしながら、この深く甘い歌声とシンフォニックなオルガン・サウンドを堪能するのに経歴はいらないのかも知れません。フンカ・ムンカはイヴァン・グラツィアーニと同じ経歴をたどりデビューしていますので、おそらくイヴァンと年も近いことでしょう。67年にビート・バンドのクッチョリ唯一のシングル「LA STRADA CHE CERCO」(B面「TU NON SAI」はWHOのカヴァー)に参加し、71年にシングル「FINO A NON POTERNE PIU」をフンカ・ムンカ名義で出し、アノニマ・サウンド・リミテッドの72年のアルバム『RED TAPE MACHINE』を発表後バンドは解散、フンカ・ムンカとして本作を制作します。本作にはイヴァンが作曲・ギター・ベース・コーラス・アレンジと多岐に渡って大活躍し、オサージェ・トリベのクッチョロが大地的なドラムで土台をしっかり固めています。たった3人で作られたにしては、あまりにも壮大すぎる出来です。それはフンカ・ムンカの弾くハードなのに奥行きのあるオルガンを中心に、まるで教会にいるが如く透き通るヴォーカルやコーラスを聴かせてくれるフンカ・ムンカやイヴァンの歌声が美しいからでしょう。声質は違いますが、ギリシャ出身の偉大なシンガーであるデミス・ルソスを彷彿とさせてくれます。本作発表後、フンカ・ムンカは老舗バンドであるディク・ディクにクッチョロと共に参加し、77年まで在籍します。翌78年には何故かロベルト・カルロット名義でシングル「A CARTULINA E NAPULE」を発表、81年にもシングル「DOLCE MELA」を再びフンカ・ムンカ名義で出しますが、その後はレコードをリリースしていません。


ITALIAN ARTIST CHRONICLE