INDACO / AMORGOS : IL MANIFESTO (CD 037) 1999
インダコは1992年にマルチ・インストゥルメンタリストのマリオ・ピオ・マンシーニ(ブズーキ、ヴァイオリン、マンドリン)を中心に、ニュー・エイジやワールド・ミュージックの範疇で演奏をするために結成されました。正式メンバーにはバンコのロドルフォ・マルテーゼ(ギター)とピエルイージ・カルデローニ(ドラム)が参加しており、他にルカ・バルベリーニ(ベース)、アルナルド・ヴァッカ(パーカッション)、カルロ・メザノッテ(キーボード)という布陣です。97年にファースト・アルバム『VENTO DEL DESERTO』を発表しますが、内容的にはインド音楽に根ざした完全なエスニック・サウンドとなっていました。なんとピンク・フロイドの「太陽讃歌」をカヴァーしており、そこではゲストのマウロ・パガーニのヴァイオリンとロドルフォのギター、そしてエンツォ・グラニャニエッロのエスノ・ヴォイスが微妙に絡んだ秀逸な演奏を聴くことが出来ました。 さて、本作は99年に発表された2作目となりますが、スペシャル・ゲストにバンコからフランチェスコ・ディ・ジャコモ(ヴォーカル)とヴィットリオ・ノチェンツィ(キーボード)を中心に、マウロ・パガーニ、エンツォ・グラニャニエッロ、元タゼンダのアンドレア・パローディなどが参加して、アラブ風、アフリカ風、といった幅広いサウンドを内包したワールド・ミュージックを聴かせてくれます。特筆すべきは完璧とも言える完成度の高い演奏技術と、多彩な色合いでしょう。特にびしっときまったリズム関係はグルーヴィーでとってもスムースなので、クラブ系を好む人にもお薦め出来ます。聴きどころはやはりアンドレアがサルデーニャ語で歌う「SONEANIMA」やジャコモのヴォーカルが映える「NEL TEMPO」でしょうか。何度聴いても飽きない生活空間的な音楽です。