IVAN GRAZIANI / ANTOLOGIA : CAROSELLO (300 600-2) 1997
1945年10月6日テラーモ生まれのイヴァン・グラツィアーニは、66年からアノニマ・サウンドなるビート・バンドを結成し、72年までに5枚のシングルとアノニマ・サウンド・リミテッド名義のアルバム『RED TAPE MACHINE』を1枚残しています。そのアルバムで印象的なオルガンを弾いていたキーボードのフンカ・ムンカ(ロベルト・カルロット)のソロ・アルバム『ジョヴァンナに捧ぐ』に全面的に参加し、曲・ギター・ベース・コーラス・アレンジと大活躍しています。その後自らもソロに転向、73年にファースト・アルバム『LA CITTA CHE IO VORREI』を発表し、以降現在までに17枚ものアルバムを発表しているヴェテラン・カンタウトーレです。本作は現在の契約レーベル、カロセッロの4枚のアルバムからの音源を集めたベスト盤です。内訳は、89年の『IVANGARAGE』から3曲、90年の再演盤『SEGNI D'AMORE』から初期の代表曲「LUGANO ADDIO」「SIGNORA BIONDA DEI CILIEGI」「AGNESE」(あの有名な"A GROOVY KIND OF LOVE"のカヴァー)「FIRENZE (canzone triste)」の4曲、91年の『CICLI E TRICICLI』から3曲、そして94年の『MALELINGUE』から5曲がそれぞれ収録されています。さらにボーナス的扱いでCGDレーベルから出た新曲を含むライヴ盤『FRAGILI FIORI』からも4曲収録されており、てんこ盛り状態の19曲です。サンレモ音楽祭にも85年(12位)、94年(7位)と出場していますが、本作には94年の「MALEDETTE MALELINGUE」が収められています。独特のメガネが印象的ですが、その体格からは想像出来ないほど優しくささやくように歌う声は、決して他では聴くことが出来ません。ビート・スタイルを残しながらも上質のポップスを奏でてくれます。