LUCA LAURENTI / NUDO NEL MONDO : RTI (RTI 12202) 1998
1963年4月29日ローマ生まれのルカ・ラウレンティは、音楽的にはジェネシス、アル・ジャロウ、スティーヴィー・ワンダーに影響を受けており、キーボードを弾きながら歌うスタイルはクラウディオ・バリョーニやアントネッロ・ヴェンディッティを模倣しています。小さい頃から父親の紹介でTV番組に出演しますが、子供のオーディション番組などさまざまな番組を経験しながら現在に至っています。本作は35才のルカのデビュー・アルバムです。アーティストとしての経験はほとんどない彼ですが、エロス・ラマゾッティにも似た高域の声で堂々とした歌いっぷりです。プロデュースとミックスは、キーボーディストであり自らも70年代にカンタウトーレとして活動していたステーファノ・プルガが中心となっています。注目すべきは、全12曲の約半分がカヴァーで占められていることでしょう。ラウラ・パウジーニの「BACI CHE SI RUBANO」、ジョルジアの「E POI」、スパーニャの「LUPI SOLTARI」、そしてホイットニー・ヒューストン(ジョージ・ベンソン)の「THE GREATEST LOVE OF ALL」、珍しいところでマイク&ザ・メカニクスの「OVER MY SHOULDER」まで、バック・バンド時代の豊かな知識が活かされたヴァラエティにとんだ曲調で楽しませてくれます。