RIKI MAIOCCHI / UNO IN PIU' : MR (MRCD 4122) 1998
リッキーこと、リッカルド・マイオッキは1940年5月27日にミラノに生まれました。50年代から60年代にかけてのビートルズ、クリフ&ザ・シャドウズ、レイ・チャールズなどのギター・サウンドに魅せられ、ビート・ロックに傾倒して行きます。64年にはソロ・デビューを果たしますが、翌65年にはビート・ロック・バンドの”カマレオンティ”を結成し、ソロ活動とバンド活動を両立させます。67年にマリアンヌ・フェイスフルと共にサンレモ音楽祭に出場しますが、惜しくも予選落ちしてしまいました。68年には70年代に活躍するプログレッシヴ・ロック・バンドの”ザ・トリップ”をディープ・パープルのリッチー・ブラックモアと共に結成しますが、69年の時点でリッキーもリッチーも脱退し、結局70年のデビュー盤では彼らの演奏を聴くことが出来ません。さて、本作は22年ぶりに新録音された彼の集大成ベスト盤で、アレンジから演奏まで全面的にアルベルト・ラディウスが関わっており、最近のフォルムラ・トレのサウンドに近い洗練されたポップ・ロックを聴くことが出来ます。当時のビート・ロックはほとんどが英米曲のカヴァーでしたが、本作に収録された曲は、トラフィックの「FEELIN' ALRIGHT」、アニマルズの「朝日のあたる家」と「WE'VE GOTTA GET OUT OF THIS PLACE」、アダム・フェイスの「STOP FEELING SORRY FOR YOURSELF」、マンフレッド・マンの「THERE'S NO LIVING WITHOUT YOUR LOVING」、ポール・ジョーンズの「FREE ME」と「SONS & LOVERS」、ブレンデルズの「LA LA LA LA LA 」、タイムボックスの「BEGGIN'」など。それにバッティスティの「UNO IN PIU'」と「PRENDI FRA LE MANI LA TESTA 」、サンレモ出場曲「C'E CHI SPERA」と彼の最大のヒット曲である76年の「ROCK N' ROLL」まで、どの曲も懐かしさでいっぱいです。