FIORELLA MANNOIA / FRAGILE : COLUMBIA (COL 499894 2) 2001
フィオレッラ・マンノイアの堂々の新作が届きました。 1954年4月4日ローマ生まれのフィオレッラは、67年のカストロカーロに出場してデビューします。 69年には夏のディスク・フェスティヴァルに参加し、シングルを数枚出した後の72年にアルバム『FORESI & CO.』を発表しています。 その後は西部劇映画のスタント・ガールを演じていましたが、80年代に入ってから歌手としてカムバックし、81年のサンレモ音楽祭で「CAFFE NERO BOLLENTE」を歌って10位に入り、注目を浴びる存在となりました。 82年にアルバム『FIORELLA MANNOIA』をレナート・ゼロの助けを借りてマリオ・ラヴェッツィとともに制作、発表しています。 今回はライヴ・アルバム『CERTE PICCOLE VOCI』を挟んでの4年ぶりのオリジナル・アルバムということで、久しぶりに骨太のフィオレッラの声を聴く気がします。 プロデュースは90年代以降公私ともにパートナーとなっているピエロ・ファブリーツィが相変わらずのサウンドを出していますが、ベースにトニー・レヴィンが参加しているのがよりアルバム全体を締めているようです。 はっきり言ってかなり格好良いです。 今回は故ファブリツィオ・デ・アンドレ
CARLA BISSI & FIORELLA / I PRIMI PASSI : ON SALE MUSIC (52 OSM 035) 1998
FIORELLA MANNOIA / BELLE SPERANZE : HARPO (HAR 489170 2) 1997
恐ろしいまでの完成美
すごい音源がCD化されました。アリーチェの本名であるカルラ・ビッシ名義で発売された3枚のシングル曲と、フィオレッラ・マンノイアのデビュー曲を含むシングル3枚分の音源が収録されています。特にカルラ・ビッシのシングルは非常に高価なもので、1枚二万円は下らない値段が付けられているようですが、こうして良い音で聴けるとは思いもよりませんでした。デビュー曲「IL MIO CUORE SE NE VA」は72年のサンレモ音楽祭に出場し入賞を果たした曲で、少し物憂げな雰囲気を持っていますが、さびで一気に盛り上がるところはバリョーニの「SABATO POMERIGGIO」的で泣かせてくれます。セカンド・シングル「LA FESTA MIA」はフランコ・カリファーノとマウリツィオ・ファブリツィオという大御所の書き下ろしによる共作曲で、当時の力の入り具合が見て取れます。サード・シングル「IL GIORNO DOPO」は映画『ポセイドン・アドヴェンチャー』のテーマ曲として全米No.1ヒットとなったモーリン・マクガヴァンの「モーニング・アフター」のカヴァーで、B面曲「VIVERE UN PO',MORIRE UN PO'」はキャロル・キングの「MY MY SHE CRIES」をカヴァーしています。一方のフィオレッラは69年の曲ばかりなので若干の古さを感じさせますが、いかにも60年代のイタリアン・ポップスと言えるさわやかさが、後に見せるしっとりとした大人の女性的なフィオレッラと違って中々楽しめます。どちらのファンだとしても必携の1枚でしょう。どうやら限定盤のようです。
1957年ローマ生まれのフィオレッラ・マンノイアはまさしく"甘美"と呼ぶに相応しい女性ヴォーカリストです。その優麗な独特の容姿もさることながら、決して張りすぎることのない上品な歌声はアンナ・オクサを彷彿とさせますが、それもその筈、アンナ・オクサを育てサポートして来たイヴァーノ・フォッサーティ、マリオ・ラヴェッツィ、フィオ・ザノッティなどの作家陣が大挙しています。元々バリョーニ、コッチャンテ、ダッラ、デ・アンドレ