MARCELLA



MARCELLA BELLA / MASTERPIECE : WARNER FONIT (8573 85231-2) 2000

WAIT!!マルチェラ・ファンの方、お待たせしました!

 日本に異常にファンが多いことで知られるマルチェラの待望のCD化再発です。日本でも一度87年にベスト選曲でCD化されましたが、その後は長く廃盤状態となっており、またイタリア本国でも新作以外のCD化はされていなかったため、本当に待ち焦がれていたCD化といえます。今回はワーナー・フォニットによる廉価ベスト盤シリーズとしてラインナップされたためか、残念ながら日本人が思うような選曲とはなっていないようです。 しかしながら、日本でのデビュー曲となった「炎(NESSUNO MAI)」、不朽の名曲「燃える明日(IO DOMANI)」の他に、「恋するフェミーナ(FEMMINA)」、「青い山脈(MOTAGNE VERDI)」、「平行線(MI...TI...AMO)」、「哀願(RESTA CU'MME)」、「やさしく歌って(MI FA MORIRE CANTANDO)」など、日本でも馴染みの深い曲がしっかりと選曲されています。

 当初日本で発売された『炎』『ネグロ』『燃える明日』の3枚のレコードは、イタリアで発売された4枚のアルバムからランダムに編集されたものでした。その後の『恋するフェミーナ』と『炎の瞳』はイタリア盤と同じ内容でしたが、今回のベスト盤の選曲にあたり、イタリア盤『ネグロ(L'ANIMA DEI MATTI)』以外の5枚のアルバムからまんべんなく選曲されています。なんと日本でも(おそらく)発売されていない彼女の69年のセカンド・シングル「BOCCA DOLCE」のB面に収められていた「E' SEMPLICE」と、イタリアでは未発表だった「IL POETA」の収録が珍しいものとなっています。「ネグロ(NEGRO)」や「炎の瞳(MI MANCA)」は収録されていませんが、CD化を待ち望んでいた人にとっては本当に涙の再発となることでしょう。



MARCELLA BELLA / TOMMASO! : PULL (PULL 473892 2) 1993

WAIT!!  1952年6月18日カターニャ生まれのマルチェラ・ベッラは、日本でもマルチェラ名義でアルバム・シングルが多数発売されており、イタリアン・ポップス・シンガーの中ではわりと知られる存在でした。13才の時にフェスタ・デッリ・スコノシウティという新人の登竜門コンテストに出場、年齢を偽ったことで失格となりますが、そこで出逢ったカテリーナ・カセッリのマネージャーであるイヴォ・カッレーガリに見いだされ、69年のカンタジーロに「愛の切符(IL PAGLIACCIO)」で参加しデビューします。71年にはヴェネツィア音楽祭の「銀のゴンドラ」部門に、「吹きすさぶ恋(HAI RAGIONE TU)」で参加し2位に入り、翌年サンレモ音楽祭に「青い山脈(MONTAGNE VERDI)」でチンクエッティを抜いて4位に入賞し、一躍注目を浴びました。同72年のカンツォニッシマでも「ほほえみの扉(UN SORRISO E POI PERDONAMI)」で2位になり、早くもスターの仲間入りを果たします。日本には73年の東京音楽祭と、77年の単独コンサートと二度に渡って来日し、元祖お色気クイーンとして魅了してくれました。WAIT!!

 マルチェラはCGDレーベルに6枚のアルバムを残しますが、80年代以降はCBSやリコルディ・レーベルなどに移籍しています。本作は代表曲を歌ったライヴ・アルバムです。70年代のオリジナル音源は、今聴くとやや古臭いディスコ・サウンドと言えますが、90年代の楽器で奏でられた本作ではソフィスティケートされて、とても聴き易くなっています。収録曲は「青い山脈」、「炎(NESSUNO MAI)」、「燃える明日(IO DOMANI)」など往年のヒット曲を筆頭に、82年のアルバム・タイトル曲「PROBLEMI」や、86年のサンレモ音楽祭3位入賞曲「SENZA UN BRICIOLO DI TESTA」や87年の6位入賞曲「TANTI AUGURI」まで充実の選曲となっています。


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