MARCO MASINI



MARCO MASINI / SCIMMIE : RICORDI (74321 62827 2) 1998

WAIT!!  1964年9月18日フィレンツェ生まれのサル、じゃなかったマルコ・マジーニは、5才の時からピアノを習い始め、15才の時にはクラウディオ・バリョーニのキーボーディストとして有名なヴァルテル・サヴェッリのもとでオーケストレーションの指導を受けています。4年の間音楽の勉強の傍ら、ピアノ・バーやナイト・クラブなどでキーボードを弾き、地元ミュージシャンとの親交を深め、レコーディング・スタジオでエンジニアリングの勉強もしました。80年には当時流行したディスコ・ミュージックによる「XENON ADVENTURE」という曲で初めてレコード制作に参加、ちょっとしたヒットになりました。86年になってウンベルト・トッツィのプロデューサーとして有名なジャンカルロ・ビガッツィと知り合い、トッツィやラフ、マッシーモ・ラニエリなど著名アーティストと行動を共にします。90年のサンレモ音楽祭に「DISPERATO」で参加してデビューしますが、翌年には「PERCHE LO FAI」で堂々3位に入賞するという快挙を成し遂げ、いきなり人気若手シンガーの仲間入りを果たしています。95年の名曲「BELLA STRONZA」は涙なしには聴けません。

WAIT!! 本作はベスト盤を含む通算6枚目のアルバムになりますが、オリジナル盤としては3年ぶりの登場となりました。初めてジャンカルロ・ビガッツィのもとから離れて、ギタリストのマリオ・マンザーニとの共同プロデュース、アレンジとなっており、今までとは全く違ったマジーニの世界が広がっています。ひとことで言えば最近流行の”ロック色の強い作品”とも言えますが、どちらかと言えば開放感に浸っていると言った方が良いかも知れません。熱唱型のヴォーカル・スタイルはパオロ・ヴァレージと似ていますが、この二人とも同じ年に同じ土地に生まれて、同じヴァルテル・サヴェッリに指導を受けたということでかなりの共通点を見出すことが出来そうです。


ITALIAN ARTIST CHRONICLE