DOMENICO MODUGNO



DOMENICO MODUGNO / INEDITO : CGD (3984 21417-2) 1997

WAIT!!20世紀のイタリアを代表する歌手!

  ドメニコ・モドゥーニョは、1928年1月9日にポリニャーノ・ア・マーレに生まれました。 学校を中退しローマに上京、48年に作曲家として活動を開始し、兵役後は役者として活躍しながら、53年にRAIの新人コンテストに入賞し歌手としてデビューしています。 それまでのカンツォーネやナポレターナの様式とは違った新しい感覚の音楽を聴かせ、すぐに人気者になります。 58年のサンレモ音楽祭で「ヴォラーレ(NEL BLU DIPINTO DI BLU)」を歌い優勝しますが、この曲はアメリカのビルボード・ヒット・チャートで5週連続ナンバー・ワンに輝くなど、世界中で一世を風靡しました。 現在でもビールのCMで聴くことが出来る例のあれです。 その後も「チャオ・チャオ・バンビーナ(PIOVE)」(59年)や「アディオ・アディオ」(62年)、「愛は限りなく(DIO COME TI AMO)」(66年)とサンレモ音楽祭で優勝し、イタリアン・ポップスの神様とまで言われましたが、残念ながらこのイタリアの至宝は94年の8月6日にパンテルレーリアで亡くなっています。WAIT!!

 本作は6曲の未発表曲と、名曲5曲のニュー・ヴァージョンで綴ったモドゥーニョの新しい感覚のベスト盤です。 以前、ナタリー・コールが亡き父ナット・キング・コールと特殊処理による擬似デュエットを行ないましたが、モドゥーニョの息子で歌手のマッシーモがその手法を踏襲し、モドゥーニョの歌声に新しいアレンジを加えて現代のポップスに仕上げています。 そのアレンジを担当したのがモドゥーニョの旧友である巨匠ルイス・バカロフで、さながら映画のサウンドトラックを聴いているような感動を与えてくれます。 特筆すべきは「ヴォラーレ」の完成度でしょうか。 騙されたと思って一度聴いて下さい。 まるでモドゥーニョが生きていて、その場で一緒に歌っている気がします。 バカロフの奏でるピアノもとても美しく響きます。 20世紀の宝物として、これからもモドゥーニョの歌は聴かれ続けることでしょう。


ITALIAN ARTIST CHRONICLE