PATTY PRAVO



PATTY PRAVO / UNA DONNA DA SOGNARE : PENSIERO STUPENDO (PEN 498311 2) 2000

WAIT!!プロデューサー効果がきいた感動作

 パッティ・プラーヴォの2年ぶりのアルバムが届きました。 前作『NOTTI, GUAI E LIBERTA'』の恐ろしいほどの完成度の高さには本当にビビリましたが、本作では制作スタッフを一新しています。 その新しい布陣を見てビックリ!! なんとヴァスコ・ロッシスターディオのガエターノ・クッレーリのコンビによるプロデュースが実現しているのです。 このコンビとパッティのジョイントは、97年のサンレモ音楽祭出場曲「...E DIMMI CHE NON VUOI MORIRE」にまでさかのぼりますが、同コンビがプロデュースしたイレーネ・グランディの「LA TUA RAGAZZA SEMPRE」が、2000年のサンレモ音楽祭で堂々2位に入賞したことは記憶に新しいはずです。

WAIT!! さて、現在52才という年齢を微塵も感じさせない美しい容姿もさることながら、歌の上手さはこのジェネレーションではピカ一の存在でしょう。 本作でもとてもアグレッシヴなヴォーカルを聴くことが出来ます。 本作の特徴は、ヴァスコの持つハード・ロック路線とスターディオの持つソフト&メロー路線がほどよく同居したもので、アレンジャーに起用されたチェルソ・ヴァッリはスターディオとの付き合いからの抜擢だといえるでしょう。 チェルソ・ヴァッリはディスコ・バンド出身の作曲家、アレンジャーですが、ボチェッリでのヒット以降、最近ではラウラ・パウジーニフィリッパ・ジョルダーノジャンニ・モランディなど、現在のイタリアン・ポップスの代表作と呼ばれる作品の多くに名前を見れるまでになりました。 本作は骨太という意味ではジャンナ・ナンニーニの世界にまで足を踏み入れていますが、ことバラードとなるともう誰も踏み入れない領域へ行ってしまいます。 イタリア女性の底力を知ることの出来る、好作品といえるでしょう。



PATTY PRAVO / I CAPOLAVORI : RTI (RTI 20122) 1997

WAIT!!  1948年4月9日生まれのパッティ・プラーヴォはカンツォーネ界の重鎮とも言うべき存在で66年から活動していますが、今年は2年振りのサンレモ音楽祭参加とニュー・アルバム『BYE BYE PATTY』を出しています。 そのパッティの再録盤ですが、珍しい仕様で、全10曲とそのカラオケ・バージョンがそっくり入ったお徳用となっています。 内容的には67年の3枚目のシングル「SE PERDO TE」から始まり「LA BAMBOLA」「TRIPOLI 69」「IL PARADISO」とヒット曲のオン・パレードに、73年の名曲「PAZZA IDEA」、イヴァーノ・フォッサーティの「PENSIERO STUPENDO」、ルーチョ・バッティスティの「IO TI VENDEREI」と続き、レナート・ゼロの超バラード「GRAND HOTEL」のカヴァーが感動を呼び起こします。 まだまだ現役の美しいパッティには今後も活躍を期待したいと思います。


ITALIAN ARTIST CHRONICLE