ENRICO RUGGERI



ENRICO RUGGERI / ANTOLOGIA : CGD (0630 17679-2) 1997

WAIT!!  1955年6月5日ミラノ生まれのエンリコ・ルッジェーリは、誰がなんと言おうとイタリアのビリー・ジョエルです。髪型、スタイリング、歌い方、曲調とどれを取ってもニューヨークを意識した感じがとってもアメリカンな彼ですが、とは言えしっかりとイタリアっ子のハートを掴んでいるところはさすがです。73年に初めてのバンドであるジョザファートを結成しますが、その後77年にデチベルなるパンク・バンドを結成しレコード・デビューに漕ぎ着けます。通称”パンク”と呼ばれるファースト・アルバムを78年に発表し、80年の『VIVO DA RE』の時にはサンレモ音楽祭に「CONTESSA」で出場し6位に入賞します。バンドは81年初頭に解散しますが、エンリコは同年ソロとして『CHAMPAGNE MOLOTOV』でデビューを果たしました。そのアルバムからギタリストのルイージ・スキャボーネと組み、現在までコンビは続いています。サンレモ音楽祭には84年の「NUOVO SWING」、86年の「RIEN NE VA PLUS」と出場し、87年にはモランディトッツィとトリオで「SI PUO' DARE DI PIU'」を歌い優勝し、さらに93年には単独で「MISTERO」を歌い優勝をかち取りました。97年には長い間在籍していたCGDレーベルを離れ、PDUレーベルに移籍しています。最近新作が発売されたばかりですが、現在までにミニ・アルバムやツアー限定レコードを入れて20枚ものアルバムを発表しています。 本作は期間限定発売されたCGD時代の総決算ベストの2枚組です。残念ながらトリオの「SI PUO' DARE DI PIU'」は収録されていません(トッツィのベスト盤『LE MIE CANZONI』に収録されています)が、その他の代表曲はほとんど全て収録されていると言い切っても良いでしょう。ジリオラ・チンクェッティの『TUTTINTORNO』に書き下ろした「PRIMA DEL TEMPORALE」と「NOTTE DI STELLE」のエンリコ・ヴァージョンも聴くことが出来ます。


ITALIAN ARTIST CHRONICLE