DIO VEDE E PROVVEDE (ORIGINAL SOUNDTRACK) / VARIOUS ARTISTS : RTI (RTI 1123-2) 1996
クリスマスに関係した映画のサントラ盤のようですが、実に興味深い内容なので紹介します。ジャケットを見る限りでは、どう良く見積もっても映画「天使にラブ・ソングを」のパロディーのようですが、アルバム全体のプロデューサーがなんとPFMのフランツ・ディ・チョッチョとパトリック・ジヴァースではありませんか! さらに本作が録音されたのがPFM再結成が具体的になった96年ということもあり、PFM再編への糸口となった仕事としての確かな証拠になることは間違いありません。全15曲中この二人が関わったのが6曲で、その内チョッチョ&ジヴァースでの歌唱も1曲あり、まさにPFMそのものといった雰囲気を味わうことが出来ます。また、同じくPFMのフラヴィオ・プレモーリもファビオ・コンカートの曲で参加しており、再結成前夜がひしひしと感じられます。他の収録アーティストも、ファウスト・レアーリ、フィオレッロ、エンリコ・ルッジェーリ、アウディオ・ドゥエ、マッシーモ・ラニエリ、ビー・ナリオなどそうそうたるもので、そのほとんどが新曲というのが凄いです。さらに嬉しいのが
アントネッラ・ルッジェーロの新曲「LA CITTA' DELLA GIOIA」が聴けることでしょう。おそらく同年に発売されたアルバム『LIBERA』のアウト・テイクでしょうが、スキャットだけのインスト曲とはいえ圧倒的な重量感でせまってきます。ともかく映画の内容はさておき、これだけ密度の濃いサントラ盤は他では絶対お目にかかれないでしょう。