STORMY SIX



STORMY SIX / MACCHINA MACCHERONICA : FONITCETRA (CDM 2126) 1980

NOW LOADING!!  1949年ブラジルのサン・パウロ生まれのフランコ・ファッブリを中心に結成されたストーミー・シックスは、65年にミラノで学生バンドとしてスタートし、67年にシングル「OGGI PIANGO」(スモール・フェイセズのカヴァー)でデビューしました。69年に発表したファースト・アルバム『LE IDEE DI OGGI PER LA MUSICA DI DOMANI』は正しくビート・ロックであり、ブリティッシュ・フォーク的な匂いもあり、それらはこの1作で脱退したクラウディオ・ロッキの意見もかなり反映されていたと思われます。その後数枚のアルバム未収シングル(CD『VINYL MAGIC BEAT POP』で聴けます)を経て発表されたセカンド・アルバム『L'UNITA』の頃には、アメリカのザ・バンドに影響されたサウンドにイタリア統一時代の政治色を歌詞の中に取り入れるなど、確実に進化を遂げています。やがて普通のレコード会社では手に負えない音楽を構築して行くために、自らのレーベルである「ロルケストラ」を75年に設立しました。その後ギリシャ人歌手と行動を共にするなどし、地中海音楽からの影響も感じられるようになり、さらに東欧音楽の探求やいわゆるレコメンデッド・レーベルのアーティスト達との交流(ROCK IN OPPOSITION)など、活発に活動を続けて行きます。本作は俗に最高傑作と呼ばれている7枚目のアルバムですが、以前の作品には無かった明るいお祭りソングと、よりシリアスになったチェンバー系のサウンドが入り交じった無国籍的感覚が素晴らしい仕上がりになっています。スペインのバンド、エレクトリカ・ダルマに近い感触を覚えました。次作の『AL VOLO』を82年に発表後バンドは自然消滅し、メンバーはレコメン系のミュージシャンと行動を共にしたりソロ活動をしたりしていましたが、93年に再結集しライヴ活動や印象的なライヴ・アルバムを発表するなど、未だその足跡を止めていないようです。


ITALIAN ARTIST CHRONICLE