TAZENDA / IL SOLE DI : RICORDI (74321 47514 2) 1997
サルデーニャ島のサッサーリ出身の3人組タゼンダのベスト盤です。タゼンダの歴史は1977年にヴォーカリストのアンドレア・パローディがソーレ・ネロなるバンドに参加した時にジーノ・マリエッリとジジ・カメッダと知り合ったところから始まります。79年のチェントチッタ・コンクールで優勝した功績からジャンニ・モランディのツアーにバック・バンドとして同行しモランディのライヴ盤『CANTARE』に収録されました。その後バック・バンドであるイル・コロ・デリ・アンジェリの名義で、モランディのプロデュース、チェルソ・ヴァーリのアレンジによる『CANZONI DI MOGOL-BATTISTI』という全曲バッティスティのカヴァーで占められたアルバムを82年に発表します。このバンドは7人編成の大所帯でしたが、全曲のヴォーカルがアンドレアによるもので、バッティスティの名曲と相まって素晴らしい内容の作品でした。83年にサルデーニャ島に戻ったメンバーはそれぞれ音楽の探求に精を出しながら85年には英語によるアルバムを録音したりしましたが、自分たちの故郷の言葉(サルデーニャ語)の重要性に気付き、遂にサルデーニャ語で歌うロック・バンドであるタゼンダを結成します。88年に『僕の贈りもの(TAZENDA)』でデビューし、現在まで7枚のアルバムを発表しています。彼らの音楽は”サンレモ・ロック”と呼ばれ、アンドレアの高音を活かした伸びやかなヴォーカルとポップ・センス溢れる見事なコーラス、そしてサルデーニャ語の持つ独特の地中海感覚が光っています。サルデーニャ島に移り住んだファブリツィオ・デ・アンドレの名盤『LE NUVOLE』に参加したり、91年はピエランジェロ・ベルトーリとともに「SPUNTA LA LUNA DAL MONTE」でサンレモ音楽祭に出場、翌年も「PITZINNOS IN SA GHERRA」で同音楽祭に出場するなど活躍しています。 本作は未発表曲3曲を含む16曲入りの徳用盤で、タゼンダの魅力を十分に堪能することが出来ます。現在はアンドレアが脱退して2人で頑張っているようです。