ORNELLA VANONI



ORNELLA VANONI / ...ADESSO : CGD (3984-26664-2) 1999

WAIT!!  オルネラ・ヴァノーニの最新ライヴ盤が届きました。好評だった前作『ARGILLA』を引っさげてのツアーから12曲が選ばれています。同じオフィスということもあり、イヴァーノ・フォッサーティのメンバーが中心となりバンマスにベッペ・クィリーチ(ベース)、ドラムはイヴァーノの息子のクラウディオ・フォッサーティ、管楽器にベテランのパオロ・フレーズ等で固め、選曲はまさに彼女のヒストリーとなっています。前作から収録されたのは「VIAGGERAI」と「SANTALLEGRIA」の2曲だけで、マリオ・ラヴェッツィと組んだ90年代初頭の「INSIEME A TE」を含む3曲(その内「PER L'ETERNITA'」はラヴェッツィの『VOCI E CHITARRE』でカヴァーしている)、83年の『UOMINI』から2曲、81年の『2301 PAROLE』から1曲。他にヴァノーニが愛し続けたジェノヴァ派カンタウトーレのジーノ・パオーリとルイジ・テンコ(67年没)の曲を12分にも及ぶメドレーで聴かせてくれますが、彼女は二人の曲を歌ったアルバムを出したり85年にはパオーリとのデュエット・ライヴ盤『INSIEME』を発表したりしています。そしてブラジルのトッキーニョとのコラボレーションで話題になった『LA VOGLIA, LA PAZZIA, L'INCOSCIENZA, L'ALLEGRIA』からサンバ・メドレーと、『ANIMA LATINA』でもカヴァーされた「SENZA PAURA」もヴァノーニ節が冴えてます。最後は感動的なバラードの「LA VOGLIA DI SOGNARE」で終演を迎えます。 本作はライヴ音源を挟むような形で2曲の新曲が収録されていますが、ひとつは今年のサンレモ音楽祭出場曲でエンツォ・グラニャニエッロとのデュエット「ALBERI」で、もうひとつは大貫妙子・坂本龍一のカヴァーで「ISOLA(TANGO)」です。



ORNELLA VANONI / ARGILLA : CGD (3984 20403-2) 1997

NOW LOADING!!  1935年5月2日ミラノ生まれのオルネラ・ヴァノーニは、ミーナミルバと並んでイタリア女性ヴォーカルの御三家と称されていましたが、3人とも現役なのが信じられません。ヴァノーニの特徴は単なるカンツォーネ歌手よりかなり高尚な音楽感を持っていることでしょう。特にブラジルのサンバ、ボサノバに影響された、気だるさを感じる流れるような歌い方はまさに彼女にぴったりだと思います。本作でも随所にそのワールド・ミュージック的エッセンスが見え隠れしていますが、その昇華された歌唱力と相まってとても落ち着きのあるアルバムになっています。イヴァーノ・フォッサーティの「BUONTEMPO」、エルトン・ジョンの「悲しみのバラード」など珠玉のカヴァー曲も満載の好アルバムです。なんと驚いたことにジャケット内でヴァノーニの土にまみれた全裸姿が拝めます!


ITALIAN ARTIST CHRONICLE