ANTONELLO VENDITTI / GOODBYE NOVECENTO : BMG (74321 69425 2) 1999
さて、本作はオリジナル・アルバムとしては19枚目となるもので、タイトル通り19世紀に分かれを告げる曲を歌っていますが、このタイトル曲の哀愁は最高に感動的です。テーマといい、タイトルといい、ルーチョ・ダッラ
まさに千年代最後を飾るにふさわしいアルバムが到着しました。 アントネッロ・ヴェンディッティは1949年3月8日にローマで生まれ、幼いころから母親の影響で音楽に目覚め、ピアノを習い始めます。やがて作曲にも興味を持ち、14才の若さで「SORA ROSA」という曲を書いています。その後フォーク・スチューディオに出入りするようになり、ジョルジョ・ロ・カッショやフランチェスコ・デ・グレゴーリと知り合い意気投合します。72年にはグレゴーリと共同でファースト・アルバム『THEORIUS CAMPUS』を発表、シングル「ROMA CAPOCCIA」がヒット・パレードでヒットしたため、ミラノに移り住み本格的に音楽活動を開始しています。ヴェンチェ・テンペラの手を借りて制作された『L'ORSO BRUNO』(73年)では、クラウディオ・バリョーニにも似た熱唱型のヴォーカルを聴かせてくれましたが、歌詞の中味で好き嫌いが分かれるようです。彼が注目されるようになったのは75年の『LILLY』のヒットからですが、以降『SOTTO IL SEGNO DEI PESCI』(78年)、『BUONA DOMENICA』(79年)とチャートの1位を飾っています。 80年代に入ると名プロデューサーであるアレッサンドロ・コロンビーニと組んでハインツ・ミュージック・レーベルを設立、より勢力的な活躍を見せています。92年にはミケーレ・ザリッロの「STRADE DI ROMA」を書いていますが、このタイトルからも分かる通りヴェンディッティには生まれ故郷のローマについて歌ったものが多いのが特徴です。 