VITTORIO DE SCALZI / CONCERTO GROSSO LIVE : LA STAMPA (NO NUMBER) 2001
なんと信じられないことが起きました。あのニュー・トロルスのリーダーのヴィットリオ・デ・スカルツィが、71年の名盤『コンチェルト・グロッソ1』と76年の『コンチェルト・グロッソ2』をオーケストラとともに再現したライヴ盤が発売されたのです。30年前に録音された『グロッソ1』は音源こそ古臭いものの、現在でも十分に鑑賞に耐えられるクォリティを持っていると断言出来ますが、ほとんど同じパッションを維持したままで今のデジタル録音技術による完璧な再現は他にはないでしょう。録音は2000年11月9日にサヴィリアーノのテアトロ・ミラノッロで行われました。 メンバーはヴィットリオと、91年から行動をともにしている元ラッテ・エ・ミエーレ 収録曲は『コンチェルト・グロッソ』全曲に「IN ST.PETER'S DAY」、「LE ROI SOLEIL」、「UNA MINIERA」が演奏され、これらの他にライヴ演奏ではないアンサンブル・カミッロ・シヴォーリによる「SIGNORE, IO SONO IRISH」と、新曲の「WINGS」が収録されています。正式なニュー・トロルス名義の作品ではありませんが、イタリアン・ロックが最も輝いていた時代へ戻れるヴィットリオからの最高のプレゼントと言えるでしょう。
VITTORIO DE SCALZI / LA STORIA DEI NEW TROLLS : SAAR (CD22228) 2001
こちらは『コンチェルト・グロッソ・ライヴ』の2年前の1998年10月9日にヴィットリオの地元ジェノヴァのテアトロ・ポリテアーマにて録音された、ニュー・トロルスの名曲集です。ただし、あくまでもヴィットリオ・デ・スカルツィの個人名義のライヴで、「LA STORIA DEI NEW TROLLS」というタイトルでコンサートが開かれたようです。しかしながら、もちろん全曲がニュー・トロルスの曲で占められており、嬉しいことに現在までの最新スタジオ・アルバムである96年の『IL SALE DEI NEW TROLLS』からの曲まで披露されています。 「DAVANTI AGLI OCCHI MIEI」や「VISIONI」など最初期の曲などは、92年の『QUELLI COME NOI』のヴァージョンで演奏されており、とても新鮮に聞こえます。ヒット曲「QUELLA CAREZZA DELLA SERA」や「ALDEBARAN」、「FACCIA DI CANE」(あの元祖WOWOWスーパーサッカーのテーマ曲)などは、とても落ち着いた演奏となっていますが、他に「AMERICA OK」や「IL TRENO」が演奏されているのはコア・ファンにとっては嬉しい選曲でしょう。 メンバーはヴィットリオの他にアルフィオ・ヴィタンツァが本来のニュー・トロルスのメンバーですが、その他はアンドレア・マッダローネ、マウロ・スポジート、ロベルト・ティランティがきっちりとサポートしており、特にニコ・ディ・パーロのヴォーカル・パートを完璧にフォローしているところはさすがプロと褒めたくなります。メンバー全員がヴォーカルをとれるところはニュー・トロルスならではの重厚感を感じさせてくれます。やはり素晴らしいバンドです、ニュー・トロルスは!
あの感動を再び! 甦ったコンチェルト・グロッソ!
本当に感動的! 我らがニュー・トロルス健在なり!