ZUCCHERO SUGAR FORNACIARI




ZUCCHERO / BLUESUGAR : POLYDOR (559 761-2) 1998

NOW LOADING!!  ズッケロことアデールモ・フォルナチャーリは1955年9月22日にエミリア・ロマーニャの小さな町ロンコチェシに生まれました。小学校時代からギターを弾き始め、人前で演奏するようになります。13才の時にトスカーナ地方のフォルテ・デイ・マルミに移り、そこで初めてのバンドであるヌォーヴェ・ルーチを結成し、ヴォーカル・ギター・サックスを担当しました。72年から79年にかけてはシュガー&ダニエルとシュガー&キャンディーズという二つのバンドに同時に在籍し、片やリズム&ブルースを演奏し、片やポップ・ミュージックを演奏するという奮闘ぶりです。ズッケロに転機が訪れたのは81年に新人の登竜門である”カストロカーロ”に出場した時です。メジャー・レーベルであるポリドールが彼に目を付け、契約を交わしました。82年のサンレモ音楽祭に「UNA NOTTE CHE VOLA VIA」で出場しデビューします。翌83年にも「NUVOLA」で出場しますが、これら2曲ともファイナルまで残ったものの入賞には至りませんでした。83年にファースト・アルバム『UN PO' DI ZUCCHERO』をヴィンチェ・テンペラのアレンジのもと発表しますが、さわやかサンレモ・ポップスに仕上がっていました。その後新たなる展開を求めてサン・フランシスコに渡りコッラード・ルスティーチと組み、数々のヒットとインターナショナルなイベントに好んで参加し、その名を世界中に届かせています。

NOW LOADING!!  さて、本作はズッケロの通算9枚目のオリジナル・アルバムです。前作がベスト盤(イタリア語・英語・スペイン語ヴァージョンあり)だったので、『SPIRITO DI VINO』以来3年ぶりになりますが、個人的には名盤『ORO, INCENSO E BIRRA』と並ぶ彼の最高傑作と言えそうです。曲調は今までと大差ないのですが、よりスケール・アップしていて余裕が感じられます。コッラードのギターも今回は出過ぎずに心地よく響きます。ノマーディのアルバム『INTERPRETANO GUCCINI』からの一節がそのまま使われていたり、ルーチョ・バッティスティの晩年に歌詞を書いていたパスクァーレ・パネッラと組んだり、 スティーヴ・ウィンウッドがオルガンで参加したりと聴かせどころもしっかり押さえています。今回もイタリア語盤と英語盤の2ヴァージョンがあり、さらに写真のように毛皮で包まれた限定盤も作られています。久しぶりに熱くなれる一枚です。



ZUCCHERO SUGAR FORNACIARI / GREATEST HITS : POLYDOR (533 822-2) 1996

NOW LOADING!!  今やルチアーノ・パバロッティ&フレンズのライヴでは欠かすことの出来ない存在となったズッケロの私の知る限り3度目のベスト盤です。この人作曲も歌唱力も才能が有ると思うのですが、熊みたいなルックスがいまいち日本人にうけが悪いようです。かく言う私もプロデュースにギターの天才、コッラード・ルスティーチが居なかったらこんなにも好きになれたか疑問ですが。今回は3曲新曲が入っていますが、英語盤、イタリア語盤、スペイン語盤と種類が有りますので、お好きなのを選んで聴いてみて下さい。ちなみに私はまず英語盤を買いましたが、ゲストにポール・ヤング、エリック・クラプトンがフィーチャーされていました。決して派手ではないにしても、ずっしりとした手応えを必ず感じさせてくれる熱唱派シンガーと言えます。



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