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2008年03月29日
レ・オルメ 最強ライヴ あの「FELONA E SORONA」全曲を披露!
LE ORME / LIVE IN PENNSYLVANIA : SONNY BOY (SBM 0001) 2008
遂に待ちに待った、レ・オルメのライヴ映像作品が到着しました。
2005年7月10日にアメリカで行われたニアフェストに出演した時の模様を漏れなく収録したもので、 90年代半ばに見事復活を果たして以降、
最高で最強のメンバー構成でのライヴとなっています。メンバーは黄金期のアルドー・タッリャピエトラとミキ・デイ・ロッシを筆頭に、ミケーレ・
ボンとアンドレーア・バッサートという、若手ふたりのキーボーディストを擁する構成です。アルドーはギター、ベースの他、本物のシタールも登場させ、
70年代のオルメが持っていた摩訶不思議でサイケデリックなサウンドを再現しており、ミケーレは最新作『L'INFINITO』で披露したギター・
シミュレイターでハードなギター・ソロを演出し、アンドレーアはヴァイオリンまで弾いており、
まるでELOのように7人くらいメンバーがいるのではないかと思わせる多彩なサウンドを聴かせてくれます。シンセでギター・
ソロをシミュレイトする手法はドリーム・シアターなどでおなじみですが、ミケーレは昔懐かしいショルダー・キーボードを取り出して、
まるで本当にチョーキングを行っているように見せてくれるのも一興でしょう。
セット・リストは、まず最新作『L'INFINITO』から数曲が演奏され、今のオルメの凄さを見せつけてくれたあと、名盤『UOMO DI PEZZA』や『COLLAGE』からの曲が続きます。70年代は「イタリアのELP」と呼ばれていただけあって、キーボード・トリオ・ バンドとしての体裁が板に付いていたオルメでしたが、この4人によるツイン・キーボード体制になってからは、音のブ厚さに加え、 若手メンバーに引っ張られるようにミキのドラムが冴え渡っているのが面白いところです。
最後はイタリアン・ロック屈指の名盤『FELONA E SORONA』をイタリア語ヴァージョンで全曲披露してくれます。 この演奏がもの凄く、まるで70年代の演奏を聴いているような錯覚に陥るほど。あのメロトロンの音もサンプリングでバッチリ再現してくれてますし、 何よりもドタバタするドラムがLP時代と全く一緒なのが嬉しいです。もちろん、最大の聴きどころはアルドーの哀愁タップリのヴォーカルで、 もう、ちょっと、涙腺ゆるみっぱなしなので、ここいらで失礼。

で、なんでもこのDVDはオルメのファンクラブが独自に作成したものらしく、限定1000枚でリミテッド・ナンバーが入っています。また、 ファンクラブの会員カードも入っており、おそらく会員に通販で売られるものと思います。私はたまたま日本に帰って来た友人から「できたてホヤホヤ」 というものをいただいたので、いつ、どこで発売されるのかまだわかりません。 とにかく見つけたら絶対入手すべき最高傑作であることに間違いないでしょう。同じ選曲のCD2枚も付属しています。
実は現在のレ・オルメは、アンドレーアが脱退してしまい、またトリオ編成に戻ってしまっています。
本作で見られるブ厚い演奏が二度と見られないのが非常に残念です。2005年には一度日本公演も計画されましたが、
様々な理由により中止となってしまいました。もしあの時に日本に来てくれていれば、このライヴが目前で見られたかと思うと、うう、また涙腺が緩む。。
彼らはこれからもどん欲に活動を続けていくらしいので、いつか来日公演が実現することを祈りつつこの映像を見ながら応援していきましょう。

Author : italianmusic : 2008年03月29日 07:21